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キレート化されていないミネラルサプリメントの落とし穴

 

一般の健康に気を使うアメリカ人の朝食として・・・

繊維質豊富なシリアルに低脂質ミルクをかけ、新鮮なパパイア、少量の高繊維質のパン、新鮮なオレンジから絞ったコップ一杯のオレンジジュースという朝食。

 

1日の忙しい為に充分なエネルギー確保のため、抗酸化剤やビタミン、ミネラルと体に良いとされている緑茶から採ったカテキンなど植物栄養素(ポリフェノール)が多く入っていると言われているサプリメントも摂取した。

 

総合ビタミン、ミネラル剤は1日の必須栄養素に近くさらにミネラル製品は、クエン酸、ブドウ糖、硫酸塩、炭酸塩、ポリヌクレチド、アルファケトグルタル等のハイテクな物まで入っているようである。

 

健康的な朝食には最高のものであるようだ。一見、身体のために正しいことをしているかのように見える。しかし、気をつけて見てみると彼の胃は戦場さながらであった。

 

大量の繊維質をシリアル、パパイア、トースト、オレンジジュースの粒などから取り、更に総合ビタミン、ミネラル剤の中に含まれているミネラルがある。摂取した総合剤の中のどれひとつもキレートミネラルとして役に立っていないのである。

 

摂取したミネラルは腸の中でイオン化してしまったのである。一度、ミネラルがこのタイプのイオン化をしてしまうと朝食べた繊維は彼が摂取したミネラルと結合し、ミネラルが吸収出来ないものに変えてしまうのである。

 

しかし、いくらかのイオン化したミネラルは繊維質から逃れ、小腸の粘膜から吸収され運搬蛋白を待ちうけている。

そして、これらのイオン化されたミネラルはお互い同士、吸収される場所で戦いを始める。カルシウムと亜鉛は鉄分と戦い、銅は亜鉛に向かって戦い、カルシウムと鉄分はマンガンに向かい、今度はカルシウムが亜鉛に向かって戦いを始める。

 

シリアル、トースト、牛乳の中に含まれているリン酸塩は摂取した総合ビタミン剤のミネラルの吸収を妨げ、不活動にさせようとする。緑茶の中に含まれているタンニンはイオン化したミネラルを攻撃し、さらに吸収され難いミネラル化にさせてしまう。この戦いの煙が収まった時、体はまだミネラルを必要としている。

 

意図して注意深く用意された栄養たっぷりの朝食は自滅状態になっているのである。彼は総合ビタミン剤中のミネラル形成の重要さを覚えていなかった。彼が摂取したミネラルはキレート化されず、その役目を果たさなかった。

 

彼の総合ビタミン剤は腸の中でイオン化されてしまい、毎日の繊維性食物、タンニン、炭酸飲料と結びついて本来の吸収性から非吸収性になるという結果になった。その上、多くのイオン化されたミネラル達は吸収個所でタンパク質の吸収を悪くさせている。

腸内栄養の相互作用と重大な発見は、科学的出版物の市場調査で増えている研究例であり、決して珍しくないのである。胃の中でイオン化されたミネラルが色々な吸収妨害をしている。タンニン、食物繊維、リン酸、ポリフェノール、他のミネラルは随時キレート化されずに吸収力の減退または妨害をする事で知られている。

 

最近の調査の結果、運動選手を(1つは亜鉛塩を含むグループとそうでないグループ)2つのグループを更にシリアルを与えるグループと与えないグループに分けた。それぞれグループの血清中の亜鉛、銅、鉄分、リン酸、カリウムのレベルを8 週間に渡り調べた結果、亜鉛塩とシリアルを与えた運動選手の血液には亜鉛が減少していたのが見られた。 *同じような成果が最近デンマークでも発見されている。

 

この研究は、8 名の健康な人たちに高繊維、高フィチン塩素(訳者注:カルシウム、亜鉛、鉄などの栄養素と共に不溶性結合体を形成し、その体内への吸収を阻害する)とキレートされてない銅、亜鉛、マグネシウムを与えたところミネラルが体に充分吸収されておらず、尿から排出されてしまっていた事が判明されている。

 

自然からのシリアル、果物などの自然繊維は一般的に言ってカルシウム、鉄分、亜鉛、銅などのミネラルの吸収を悪くさせている。ミネラルサプリメントを取り、まだマイナスバランスの事を考えてほしい。

 

キレート化されていないミネラルは胃の中でイオン化され吸収されるが、ほとんどの場合十二指腸で吸収される。実際に、研究の結果、塩基性に変化した鉄分やミネラルは十二指腸の粘膜まで移動し、吸収されるために運搬蛋白と結びついた。この記録はイオン化されたミネラルは移動蛋白と競合しお互いの吸収を妨げる事を証明した。

(表1)を参照の事。アーギトラスとサマンの興味ある研究結果のように炭酸カルシウムやカルシウムクエン酸は亜鉛(硫酸塩も同じ)の吸収の度合いを決めていたのである。この研究の対象者600mgの炭酸カルシウムを含む4.5mgの基本的な亜鉛、又は600mgのクエン酸を含む亜鉛のどちらかを3 つの違った新陳代謝環境の中で与えられた。

 

血液のサンプルはサプリメントを摂取した4 時間後カルシウムを一緒にとった場合より356%も高かった。また、カシウムクエン酸と一緒に取った場合は507%も高かった。

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